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敗戦から70年、沖縄から考える日本の今

沖縄で開催されたことの意義

11月7日、8日に沖縄で開催された全国駆け込みシェルターシンポジウムに参加してきました。終戦70年の今年だからこそ、「命(ぬち)どう宝 暴力のない世界へ〜性暴力禁止法の制定に向けて」と題して沖縄で開催したことの意義はとても大きかったと思います。シンポジムは一貫して「基地・軍隊と女性への暴力」をテーマに行われました。基地と軍隊があるが故に「米兵からの性暴力に合うかもしれない」という危険に晒され続けてきた沖縄女性たちの実態が次々と報告され、性暴力禁止法の一日も早い制定を求める退会アピールを全会一致で採択し、閉会となりました。 

占領の爪痕は現代の少女たちにも 

琉球大学講師の上間陽子氏からの報告「性風俗産業で働く沖縄の若者の状況」では、戦後の米国による沖縄占領が沖縄の経済発展を妨げ、現在も若者が働く場所が少なく、彼らが性風俗産業へと流れていく実態が赤裸々に報告されました。

氏の「沖縄のリスク層の若者の追跡調査」によると、風俗に参入する女性たちは、幼い頃から貧困、ネグレクト、暴力など家族の困難を抱えているケースが多く、その遠因の一つとして、72年に返還されるまで沖縄には本土ではすでに整備されていた国民保険制度がなかったことから、家族に大病を患う者が出たらすぐに困窮し、治療代を払うために娘が風俗に行くということも多かったという沖縄の悲しい特殊性が明らかになりました。

辺野古の基地建設反対行動に参加して 

せっかく沖縄まで行ったので辺野古新基地反対のテントを訪問し、お話を伺ってきました。新基地反対の海側テントは11月9日で4222日(約12年間)も設置され、毎日必ず誰かがいて訪れる人に新基地の問題点などを説明していました。

また、ゲート前テントは491日目を迎え、工事が強行される時には、必ず毎朝6時前に集まり、ミーティングをした後デモ行進をしてから、工事用のゲート前に座り込みをしています。私が参加した10日には約100名が集まり、糸数慶子参議院議員も参加し86歳になる島袋おばあと共に最前列に座りこんでいました。その日は沖縄県警の他に東京から機動隊が90名動員され、座り込んでいた私たちを数人がかりで次々と引き抜き、機動隊の円陣の中に連行して行きました。

全ての抗議行動は「非暴力抵抗」を合言葉に整然と、しかし毅然と行われていましたが、日に何度も右翼の街宣車が騒音を鳴らしながらやって来ては、暴力的な言葉で誹謗中傷して去っていきました。彼らはネット等で、抗議に参加している人は中国からのまわし者や極左の活動家などと言っていますが、私が目にした人々は、沖縄各地から「もう基地はいらない!」という思いで駆けつけた普通の人たちで、中でも女性が多qかったのがとても印象的でした。 

辺野古は普天間の代替基地という欺瞞 

辺野古の新基地建設は普天間基地移設の代替施設ということになっていますが、本当にそうなんでしょうか?普天間基地の在米軍兵士は3分の1まで減少しており他の既存基地への配置換えが可能なこと、普天間には港がないが、辺野古の大浦湾は湾外がとても深く大きな軍艦が寄港できる軍港に適した地形となっていることなどを考えると、辺野古は普天間を返還させるために不可欠な「必要悪」ではなく、更に機能強化するための新基地建設ということが判ります。ここが完成すれば、自衛隊と米軍が共用し、アメリカの軍事行動に自衛隊が同行するための拠点となります。辺野古の問題は普天間基地の代替施設という狭い話ではなく、日米軍事行動の要の拠点となる新基地建設というのが本来の目的なのです。

そもそも普天間基地を返還させるためには代替基地を差し出すという理不尽なことになるのか?その疑問は、矢部宏治著「日本はなぜ、『基地』と『編発』を止められないのか」で詳細に解明されています。史実に基づいたミステリーとしてもたいへんおもしろい今年一番の一冊ですので、ぜひ一読をお薦めします。

今回、敗戦後70年の沖縄に行き、占領と米軍基地の集中による様々な弊害が今でも沖縄の人々を苦しめていることを、「本土」にいる私たちは他人事として受け止めるべきではない、「本土」に住む私たちにも共通する課題であるということを強く感じました。

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