カテゴリ

レポート

グラフ旭川 議会珍道中(連載中)

« 第52回市役所は江戸時代の幕藩体制?! | グラフ旭川 議会珍道中(連載中)のTOPヘ | 第54回アジアで初めてのDV根絶国際シンポジウム »

第53回議員の行政視察について

議員の行政視察について

 

 

第3定例会と第4定例会の間のこの次期、日本各地を議員が視察で駆け巡ります。旭川市議会も例外ではなく、10月15日から11月16日までの間に委員会視察が集中しています。私も総務常任委員会副委員長班として、人事制度や総合評価競争入札などについて、東京都荒川区、藤沢市、岡山市を視察してきました。 議員視察といえば、近頃また千代田区の不祥事が発覚し、市民から大いに不信感を持たれていますが、視察についての詳しいきまりは案外知られていないもの。今日は旭川市における視察についてお話したいと思います。視察とは、行政課題について現地に見学に行くなど調査にいくことですが、旭川市では議会で決めた議員視察が4つあります。  

一、 議会運営委員会視察

議会運営について先進地などを視察。議会運営委員会が改選された年(2年に一度)に実施。費用は18万円以内

 二、常任委員会視察
常任委員会の所管事務について視察。委員会が改選された年(2年に一度)に委員長班と副委員長班に分かれて実施。18万円以内 

三、単独行政視察
議員個人が関心のある政策を選び視察。任期4年中に1年度1回とし2回実施。実施年度は議員間の協議で決定。22万円以内。

これらの視察はすべて条例で「1視察は3都市以上(含む都道府県)・1都市で2日間に亘る視察はできない」と規定されています。また、旅費は、10月までは正規料金による支給でしたが11月からは実費支給(早割りやパック料金など)に改正されました。宿泊代は14800円、夕食代は1700円、バスや地下鉄などの市内旅費と昼食代を含む日当が3000円となっています。

四、海外視察
2期以上の議員が対象で100万円以内。現在、凍結中。

視察は税金の無駄遣いなのか?

 視察の不祥事が新聞報道などで明らかになると市民からは「視察なんか無駄だから止めちまえ!」という声が上がります。果たして本当に視察は無駄なのでしょうか。私の短い経験から言わせていただくと、視察を無駄にするかしないかは議員次第だと思います。
旭川市における課題は何であり、その課題を解決するためにはどのようなことを調べたいのかという目的意識をはっきり持って視察し、視察の成果を質疑や提案の中に取り入れてしっかり市政に活かすとしたら、視察はとても有意義なものになります。
視察で現場を訪れ、先進事例を実践している職員さんから、書類では読み取れないことなどをじかに伺うといつも思うのは、「やればできるじゃないか!」ということ。この自治体にできたことを旭川市ができないはずがないのだから頑張ろう!と勇気が湧いてきます。そして、いつか旭川でも実行できるようにするためには質疑や提案にどのように取り入れていったらいいのかを考えています。実際に、いままで視察したことの中から質疑させていただいて、すでに実施されたことや方向性が決まったこともたくさんあります。
でも、職員の説明を聞くだけでろくに質問もしないでそそくさと切り上げてそれでおしまい!では、なんのための視察かわかりません。全国の中には、まだまだ視察を慰安旅行と勘違いしてゴルフや遊興に興じる議員もいると聞いています。そんな視察は税金の無駄使い以外の何物でもありません。そういう議員には即刻辞めてもらいたいものです。
一口に「議員視察は税金の無駄遣い」と言う前に、みなさんが応援した議員がどのような視察をして、どのように市政に活かしているのかをまずはチェックしてみてはいかがでしょうか。ちなみに視察の報告書は、議会図書館に保管されていて、申し出たら誰でも閲覧できます。

このページの先頭へ

Copyright (C) Atsuko kubo All Rights Reserved.