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議員というお仕事をさせていたくようになって足掛け5年になりますが、この頃つくづく「市役所というところは江戸時代の幕藩体制に似ているなぁ〜」と感じます。各部の部長は大名、市長は将軍さまです。 「部」という藩を将軍さまから拝領して、藩内のことはある程度部長の裁量に任せられています。だから、他の藩のことについては口出ししたがりませんし、もちろん自分の藩のことにも口出しされたくありません。藩主である部長は自分の藩を良くしようと思うので、職員や予算はなるべく削減されたくない、むしろ他の部と競うようにまたは他の部のことにはお構いなく、なるべく多く自分の藩に持ってこようと頑張ります。自分が受け持っている部を良くしようと思わない部長では困るので、それはそれである意味当然のことでもあります。 しかし、どの部長も「我が藩にたくさんの職員と予算を!」と主張しても、幕府の蔵の中身には限りがあるので、各藩の言い分をすべて聞いていたら国は成り立ちません。さてどうするか、ここはやっぱり将軍さまのトップマネージメントの出番となります。
先月号でも書きましたが、いま旭川市は機構改革へ向けて作業の真っ最中です。新たな組織機構を作るべく、各部が事業や所管、または職員を巡っての攻防戦を繰り広げています。
たとえば、各種の相談業務を集約し、市民にとって判りやすく使い勝手の良い相談体制を整えるとしたら、今の庁舎の状況から考えると、第2庁舎に高齢者、障害者、こども、女性などに関する相談窓口を集めるのが一番なんですが、他の部にスペースを空けてもらわなければとても集約することはできません。ところが藩主は自分の領土を削られたくないので、なんだかんだと理由をつけてなかなか譲ろうとしません。こんな時は、やはり将軍さまの「市民のためにおのおの協力せい!」という鶴の一声で解決するしかありません。
また、こんな例もあります。水道事業は、敷設工事から維持管理の時代へと移行したことから、組織規模の縮小へと向かわなければ経営が成り立たず、旭川市の水道局も例外ではありません。保健福祉部と比較しても事業の数や予算規模などが半分以下であるにもかかわらず、いまだに二つの部と水道管理者を残していて、今回の機構改革でも水道局内部からは1部制への変更案は出されませんでした。藩主自ら縮小することを言い出すわけがないのは当たり前といえば当たり前のことです。機構改革を機会に、組織のスリム化に向けて将軍さまが自ら、「何々藩、何々藩、市民のために辛抱せい!」とリーダーシップを発揮していただきたいものです。
西川市長は、年長の大名が我が藩だけはと主張する市役所に若くしてやって来た8代将軍吉宗のようなもの。世間とは勝手が違う幕府の中で悪戦苦闘しているお姿はおいたわしい限り。「もう少し様子を見て、慣れてから少しずつ改革していこう」と思っていらっしゃるのも分からなくはありませんが、そんなことを言っている余裕はこの旭川にはないのです。
見直したばかりの財政健全化プランも来年には再見直しをしなければ財源不足は避けられず、市民サービスはどんどん削られ、事実上の増税と重なり市民の暮らしにボディブローのように効いてきています。
将軍として幕府の建て直しを断行するためにも嫌われるのを覚悟して各部に鋭くメスを入れるべきです。今回の機構改革こそ、市長公約の「市民に役立つ市役所づくり」をする絶好のチャンスだと私は思います。 西川市長!今こそ暴れん坊将軍になって改革へ向けて大胆に駒を進めてください。さあ、「馬を引け、馬を引けぃ!」ですよ。