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会場は、全国から駆けつけた500人以上の人たちで溢れていた。みんな何らかの活動を通じて松井 さんとご縁のあった人たちで、誰もが彼女の病気を聞きつけ、私と同じようにいても立ってもいられない思いを抱いて集まって来ていた。
ウィメンズネット旭川は、松井やよりさんの設立講演をもって6年前にスタートした。そのことを、いま、誇りをもって思い出すと同時に、ウィメンズの底に流れる活動の基調は彼女の活動と講演の中に深く内包されていたことを、あらためて確認したいと思う。
彼女は戦う人である、女性への差別に対して、激しく戦う人である。その戦いはいつも弱き者、小さき者の立場に立ちやさしさにあふれているが、現在の世界の力学を根底から覆すラディカルさを秘めている。だから、彼女は、世界がこのままで良いと思っている者たちにとってはこの上なく危険であり、それ故、攻撃され、排除される。しかし、彼女はひるまない、それがどうしたの?と前へ突き進む。
その日も、彼女は、真っ赤な服にバラの花のコサージュを付け、参加した誰よりも元気そうに見えた。私たちに彼女の思いを引き継ぎやり抜くよう檄を飛ばし、最後まで病気と闘い、残された時間に出来るだけのことをやり抜きたいと語っていた。
私たちは彼女の思いを引き継ぎ、彼女が私たちに与え課題を共にやる切ることで、新たなネットワークをふたたび広げていきたいと思う。
そして、私たちのその姿を一日でも長く、松井さんに見ていてほしいと切に願う。