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今年6月、栗山町で日本初の「議会基本条例」が全議員一致で制定されたことを受けて、
7月22日、23日に「議会基本条例と議会改革」と題して、北海道自治体学会サマーセミナーが栗山町で開かれました。
自治基本条例は聞いたことがある方も、「議会基本条例」は初耳という方が多いのではないでしょうか。実は私もセミナーでのパネラーを依頼された時には「え?」という感じで、それからあわてて勉強したのですが、これがすごい!!!
今日は、条例ができるまでの取組みと概要をお知らせして、皆さんと共に議会改革について考えてみたいと思います。
栗山町議会基本条例の基本コンセプトは次の通りです。
一、選挙で選ばれた議員の集合体である議会と同じく選挙で選ばれた首長は、それぞれが独立した代表機関であるという2元代表制の確認。
(現実の議会は、市長を巡って与野党に分れ、与党は市長提案を丸飲み、野党は反対ばかりという構図が多く、この構図に違和感を覚えた私は当選直後、是々非々でいく「私は“ゆ”党宣言」をしました。)
二、自由かっ達な討議をとおして、論点、争点を発見、公開することは議会の第一の使命である。
(実際の議会では、議員同士の討議はほとんど行われていません。職員に対して質問という形をとって自分の意見を述べるのが関の山です。せめて常任委員会でだけでも議員同士の議論をしたいと述べましたが、未だ実現していません。)
これらのことを具体化するための議会の活動原則として、
一、公正性、透明性、信頼性を重んじた町民に開かれた議会、町民参加を不断に推進する議会をめさす。
二、議案の審議に用いる資料等を提供するなど、町民の傍聴の意欲を高める議会運営に努める。
など、町民に開かれた議会にするための市民へのお約束が書かれています。
次ぎに、議員の活動原則としては、
一、議員相互の自由な討議の推進
二、町民の意見を的確に把握し、不断の研さんによって、町民の選良にふさわしい活動をする
三、個別的な事案の解決(いわゆる口利き)
だけでなく、町全体の福祉の向上をめざして活動しなければならない
町民と議会との関係として、
一、情報公開を徹底し、説明責任を十分に果す
二、参考人、公聴会制度を活用して、町民の専門的、政策的識見を議会の討議に反映させる
三、陳情、請願提案者の意見を聞く機会を設ける
四、町民、町民団体、NPO等との意見交換会を多様に設ける
五、議会報告会を最低年1回は開催し、町民の意見を聞き、議会運営の改善をする
など、どれもこれも言ってみれば当たり前のことでありながら、現実にはそうなっていないからこそ、あらためて条例として制定することに大きな意義があることばかりです。
この他にも、議員の質問に対して市長や職員が論点や争点を明確にするために逆質問することを保障した条文(反問権)もあり、徹底的に議論を尽くすという姿勢に脱帽します。
サマーセミナーで栗山町の橋場議長さんと議会事務局長さんにお話を伺うと、これら条例に書かれていることの8割は今まで実際に実践してきたことであり、そういう積み重ねの上で、この度町民からの要望で条例化になったということです。こういう運営を実践している議会が北海道にあるということは地方自治の希望といえます。
「市民に開かれた議会にしたい!」ということは、私が議員になった理由の一つです。こんな良いお手本が北海道にあるのですから、それに学び「旭川議会基本条例」制定をめざして、市民の皆さんと共に頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。