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第31回 真の男女共同参画社会の実現?他

真の男女共同参画社会の実現

12月議会に「真の男女共同参画社会の実現を求める意見書」(案)が提出されました。この意見書の内容は、一見、男女共同参画社会の推進をめざしているように見えますが、その実は男女共同参画の揺り戻しをめざしているものです。

この意見書をめぐって議会内で激しい攻防が繰り広げられました。結果は、提出会派が提案を取り下げるという形で決着をみましたが、今回ほど女性議員が5人いることの心強さを感じたことはありません。そのてん末をご紹介いたします。

5人の女性議員たち団結する!

意見書(案)が出されたのを受けて、5人の女性議員がすぐに会派を超えて団結しました。

それぞれが親しく話しができる男性議員に意見書案に対する考えを聞くとともに、反対してくれるように説得していきました。   

また、5人揃って各会派を回り、反対してくれるように依頼して回りました。5人がぞろぞろと連なって会派回りをしていると、「それだけ揃うと迫力あるなぁ〜」と言う男性議員のため息とも思えるつぶやきが聞こえてきたものです。

それでも意見書が取り下げられずに議案として正式に議会にあがってくるのなら、5人全員で提出会派に対して本会議場で質疑をすることも申し合わせていました。

加えて、それぞれが会員となっている市内の各女性団体に意見書が出されそうであるという情報を届けることにしました。

それらの行動を、それぞれが抱えている議案審査、一般質問、大綱質疑の合間を縫って、折々に相談しながら取り組んでいきました。

市内の女性団体も怒る!

私たちからの情報で、市内の8つの女性団体が結束して12月8日、議会に対して「男女平等の推進に逆行する動きがあることに強い懸念を抱いていること。意見書が出されていることを危惧しており、議会の賢明な判断を要望すること。」などを記した要望書を提出した後、各会派を回り、意見書に賛同しないように要請して回りました。この日、議会に集まったそれぞれの団体の女性たちが、議会内を連なって歩く姿をみて、何事が起こったのかと男性議員や職員たちはびっくり。普段いかに議会内に女性の姿が少ないかということを改めて感じた日でもありました。

全国からも抗議のFAX

これらの動きが全国組織の「おんな組いのち」のメール通信に載ったこともあり、北海道はもとより、日本各地から議会に対してFAXによる抗議と反対すべきとの意見がたくさん届きました。

また、情報を知った連合傘下の組合の女性が、連合旭川支部に窮状を訴えた結果、連合としては反対である旨を連合推薦の男性議員たちに伝えてくれたりもしました。

白旗をあげた提出会派

意見書案が提出された当初、賛否の行方は五分五分の状態でした。でも女性議員や多くの女性たちがさまざまな反撃を仕掛けたことで、少しずつ議会の雰囲気が変わっていきました。そしてその影には、私たち女性議員の考えに賛同してくれた男性議員たちの心強い応援があったこともお知らせしたいと思います。これぞ、まさしく真の男女共同参画です。

中間では「否決されそうでも動議として出す」と息巻いていた提出会派も、最後は「議案として提出すること自体、男女共同参画推進条例を制定している旭川市としては恥ずかしい行為である、取り下げるべき」という多くの議員の意見に押され、渋々取り下げざるを得ませんでした。

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