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11月27日に市民まちづくり計画検討会議の最終会が開かれ、102頁に及ぶ提言書が市長に提出されました。8ヶ月にわたる熱心な議論の結果としての提言書には、関わった多くの市民の旭川に対する熱い思い、願い、そして決意が込められています。こども分科会の提言の中に「にぎわいや活力のあるまちを実現していくためには、“まち”ではなくそれを支える”ひと“が変わっていくことが大切」という言葉があって、とっても感動しました。
さて、今回は総合計画を財政面から検討していくために、数多くの有意義な提言の中から、設置や整備に財源が必要になるのではないかと思われる施策を何点か選んで一緒に考えてみたいと思います。
「生涯学習センター」の設置・公園緑地の整備・公会堂の改築・・旭川文学館」の設置・野外コンサート施設の整備・歩くスキーコースの整備と充実・室内スポーツ施設の整備と充実など。
高速インターチェンジとJRと空港を巡る新しい交通システム(モノレール・地下鉄等)・展望台の設置など。
育児、保育、教育環境の整備・バリアフリー交通網の整備・車いす専用アパートなど。
公営の永代供養墓の設置・防災センター整備・各種公園、街路樹、グリーンベルトの新設と整備・路面電車等の導入など。
子ども向けの広報誌の発行・ナイタースキー場の整備・旭川独自のイベント開催など。
前号にも書きましたが、今度の総合計画は「右肩下がり」の経済を反映して財源が縮小されていくことを前提に立てなければなりません。
私は、総合計画を策定するには、市民が将来の財政見通しをしっかり把握し、少ない予算の中でどの施策を取捨選択し優先順位を付けていくのかを市民自身が決めていくべきと考え、「市民まちづくり計画検討会議を開催するにあたっては市の具体的な財政見通しを資料として示すべき」と議会で発言しましたが、残念ながら実行されませんでした。
その結果、どう考えても向こう10年間では全てを実現するのは無理と思われる数々の施策が提言されました。検討委員の皆さんは旭川市の財政が苦しいことを理解しているので、提言書の随所に「ハード(建物や機械)ではなくソフト(工夫)で」「施設を新設するのではなく」等という表現を使っています。とは言っても、前述の施策を実現するにはそれなりのお金が必要になることは誰の目から見ても明らかです。今後は、苦しい予算の中からどの施策をいつ実施していくのか、取捨選択と優先順位が問題となってきますが、それをいったい誰がどうやって決めていくのでしょうか?
芽室町は合併論議の中で、平成35年度までの財政予測を町民に提示し、財政立て直しについて町民と議員と職員とで議論し、自主・自立という方向性を出しました。
旭川市も過去を分析しただけの『財政白書』ではなく、将来の具体的な財政見通しを一日も早く市民に提示すべきです。そして、これから行われる総合計画づくりに、ぜひとも検討会議の中の市民に参画していただき、提言が総合計画にどのように反映されていくのかをしっかり見届けてもらいたいと思います。
提言書の“おわり”にはこう書かれています。「私たちは、この提言がどのように活かされていくのか、市民の立場から引き続き関心を持つことが必要である。行政においては常に私たち市民に扉を開き,私たちの思いを施策として反映していく過程などを、様々な機会等により公開するなど、市民への情報提供を求める。」と。
本当の市民参加による総合計画づくりは、これからが正念場です。