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性感染症とピル解禁

ピル解禁とSTD(性感染症)

HIV/AIDSとの共生を目指す市民の会(WITH=ウイズ)主催のパネルディスカッションが1月30日ときわ市民ホールで開かれた。「WITH」は「小さなカム・アウトを支え、エイズ感染者と共に生きる社会を自分たちのまわりに作ること」こそが感染者の自立をうながし、HIV感染拡大を防ぐ唯一つの道となることを活動 の中心課題とし、”タイ山岳民族支援””ABCキルト””エイズダイヤル・旭川”等の活動を続けている。

この度、啓蒙活動の一つとして性意識・性行動とHIV感染との関わりを問い直す事を目的に2回の講座を開催する。題して「世代間性意識の違いとHIV/AIDS−ピル解禁、児童買春禁止法がもたらすもの−」今回はその第1回目である。

パネラーからの問題提起

清水哲也氏(旭川医科大学全学長)は、ピルについての薬学的説明と使用にあたっての注意事項の説明をし、使用する際には医者の診断が不可欠であると見解を陳べられた。

堂腰律子氏(旭川工業高校養護教諭)は、「高校生の性意識及び性行動の実態についてのアンケート結果」を示しながら、高校生の性意識・性行動について報告し、現実に見合った性教育の必要性について話された。アンケートでは、性的なことへの関心は男子71,4%女子63,4%が関心ありと答え、男子35,4%女子30,0%が性交体験があり、女子は性に関する悩みや不安を男子より多く抱えており相談機関を望んでいることがわかる。

私は女性解放運動家の立場から話すようにとのうれしいような恐いような依頼から、リプロダクティブヘルス・ライツにいたるフェミニズム運動の流れの中の一つとしての日本におけるピル解禁という視点でお話させていただいたとともに、ピル解禁が性感染症の増加とイコールと考えることへの疑問を提起させていただいた。

女性用コンドーム!?

その後、会場との活発なやりとりの中で、性情報、性知識が少ないことや男女間の性意識の”ずれ”が性感染症の増加の原因の一つとして考えられ、ピル解禁が増加の直接的な原因ではないことが認識された。

話の中で、日本ではまだ販売されていない"女性用コンドーム"のことが話題になった。中、南米ではコンドームを付けることを嫌がる男性が多く、望まぬ妊娠をする女性も少なくない。そこで、避妊のために女性用コンドームが使用されており、固定するためにパンティにつけてあるらしい、とのこと。

望まぬ妊娠を避けるためにかなり有効と力説する男性パネラーの横で、私は「女にそこまでさせるのか!?”コンドームをつけなければ性交し たくない”と言えない男女の関係こそが問われるべきではないか!」と密かに拳を握りしめていたのである。


第2回目の予定
3月12日(日)13:00〜ときわ市民ホール
「児童買春禁止法と性行動の変化」
パネラーの一人は会員の松岡悦子さん(旭川医科大学助教授)です。

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