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青少年の健全育成、中でも思春期の健康問題と性に関する指導について、それぞれお答え頂きました。
文部科学省は、「児童生徒の心身の発達は、性的成熟と社会的成熟にギャップが生じアンバランスになっている。また、薬物乱用、売買春やその類似行為、性感染症や10代の人口妊娠中絶などが増加し、性に関する健康問題も深刻化している。」と現状を分析し、それらの諸問題に対応するには、学校での性教育が重要であることを強調し、先程のお答えにもありました学校における性教育のバイブルとも言える「学校教育における性教育の考え方、進め方」の中で次のように述べています。少し長くなりますが、引用いたします。
「中央教育審議会は、『これからの子どもたちに必要なのは、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、より良く問題を解決する資質や能力であり、また、自らを律しつつ、他人と共に協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性である。たくましく生きるための健康や体力が不可欠である。』と指摘しており、こうした資質や能力を『生きる力』と称することとした。
国際的には、国際連合が開催した第3回国際人口開発会議、いわゆるカイロ会議において、『リプロダクティブ・ヘルス/ライツの確立を目指し、近代的家族計画を普及させる』という行動計画が採択され、青少年が責任ある判断を下すためにリプロダクティブ・ヘルスに関する情報やサービスの提供を受ける権利を有することを認めている。さらに『思春期の若者のリプロダクティブ・ヘルスの問題(性行動・望まない妊娠・安全でない人工妊娠中絶・性感染症)などへの取り組みが必要であり、そのためのサービスが確立されるべきである』と提言している。
これらのことから、学校はすべての児童生徒等に対して、人間尊重、男女平等等の精神の徹底を図ると共に、人間の性に関する基礎的・基本的事項を正しく理解させ、同性や異性との人間関係や現在及び将来の生活において直面する性に関する諸問題に対して、適切な意志決定や行動選択ができるよう性教育を充実する必要がある。」と書かれています。
ご答弁にもありましたように、本市においては10代の性感染症や人工妊娠中絶が全国、全道平均より高いことなど、文部科学省の現状分析と同じような傾向が現れていることから、性教育の充実を図ることは、学校は元より、全市を挙げて取り組まなければならない緊急かつ重要な課題であると私は考えます
先程、学校教育における性に関する指導の取り組み状況をお答え頂きましたが、小中学校での性に関する指導の年間計画の作成状況はどのようになっていますか。 学校での性教育では、なにか補助教材や資料を使っていますか。
また、専門職や外部の講師の活用などは図られていますか。
特別活動でも指導しているとのことですが、年間何時間ぐらいですか。担当者は誰ですか。それぞれお答えください。最後に、今後、学校での性教育を充実させるために、どのような取り組みをしていこうと考えていますか。
■答弁■
性に関する指導の年間計画作成状況につきましては、本年度の調査によると、小学校で58校中50校・中学校で34校中
14校で作成している状況にあります。
性に関する指導の特別活動での取組状況についてでありますが、年間の指導時間については、小中学校ともに、およそ
年間1〜2時間程度を指導しているじょうきょうにございます。特別活動での指導につきましては、主として学級担任が行っ
ておりますが、養護教諭の協力も得ている状況にございます。また、外部講師等の活用でありますが、保健の時間などでは
専門家の活用が図られたりしているところでございますが、特別活動の時間では積極的に活用されている状況にはありま
せん。
保健教材又は資料については、各学校におきましては、例えば教科書を中心にし、児童生徒の実態に応じて資料などを準
備して指導しているところでございます。市教委といたしましては、文部科学省や道教委から発行される教師用資料を配付
し、積極的な活用を図るよう指導しておりますが、市内共通の児童生徒用が使用する補助教材等については作成してお
りません。
今後の取組につきましては、近年、援助交際等の性の逸脱行為や性観戦者の低年齢化が憂慮されるなど課題も多様化し
ていることから、教育相談や日常の観察を通じて児童生徒の実態を的確に把握し、教師の資質の向上など校内の指導体制
を整備し、指導の充実を図ってまいります。また、授業等で地域の専門家を講師として活用を図ったり学校便り等を利用した
啓発を工夫するなど一層家庭や地域との連携・協力に努めてまいります。
保健所にお聞きします。
お答えでは、10代の出生届出状況は50〜60人前後ということですが、若年出産と児童虐待との関係についてはどのように認識していますか。また、性感染症の罹患年齢の低下も懸念されていますが、性感染症と不妊症との関係についてはどのように認識していますか。それらを踏まえ、今後の課題はなんであるとお考えですか。
■答弁■
まず、若年出産と児童虐待の関わりにつきましては、若年の母親は子育ての知識や母親同士の交流も少ないことからなど
子育ての条件が不安定な面も見受けられることから、児童虐待に対するリスクが高いと言われております。
このため、保健所では平成16年度から乳幼児健診に子育てアンケートを取り入れ、育児困難者の早期発見、保健師による
支援を実施し、虐待予防と子育て支援に取り組んでいるところでございます。
次に、性感染症の増加と不妊症の関連性についてですが、これらの関連性を示すデータはございませんが、医学的には性
感染症の中には無症状で振興する疾患もあり、放置することで炎症が拡大し、女性の場合は不妊や子宮外妊娠の原因に
なり、男性の場合も副睾丸炎などにより不妊の原因になるといわれております。
こうしたことから、性感染症に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に努めることが大切であると認識しております。
次に、青少年の健全育成の多様化や性感染症の低年齢化などがみられますことから、子供達と身近に触れ合う人々が
協力して、子供達に性や感染症についての正しい知識を伝えることが大切であると考えております。
特別展示についてです。
「展示の内容が偏っており、原子力発電の危険性や再処理や核廃棄物の処分などのリスクについて全く触れておらず、一方的に原子力発電を啓蒙しているように思われるので、見てきてほしい」という要望が市民から寄せられ、私もこの展示を見てきました。
パチンコ台のような形の展示物それぞれに説明文があり、ゲームのように操作できる仕組みがセットされているものです。
それぞれの展示は、科学的に間違っているわけではありませんが、一方的、一面的であったり、説明不足であることから誤解を招きかねないと思われる内容が多々ありました。
たとえば、「使った燃料をリサイクルしてみよう」という展示物の説明では、核燃料サイクルの中の、使用済み燃料の再処理と再利用について述べていますが、再処理の際に出てくる核廃棄物に関しては、「再利用できない物は、ガラス個化し、放射性廃棄物として処分されます。」とたった1行しか記載されていません。
核燃料サイクルにおいては、使用済み燃料の再処理段階で取り出されるプルトニウムの安全な処分方法が未だ確立していないことが、原子力発電の大きな課題となっています。原発保有国は、フランス、イギリスを除いて、使用済み燃料は再処理せず、直接処分する方向に進んでいます。
なぜなら、皆さまもすでにご存知かとは思いますが、プルトニウムはその毒性が半分に減少するために必要な時間である半減期が二万年と言われ、ガラス個化した後、どういう事態が起こるのか、人間の時間では推察できない猛毒の高レベル核廃棄物だからです。
また、抽出されたプルトニウムを燃料として使用することに関しては、「プルサーマルと呼ばれる通常の軽水炉を利用する方法と効率よく転換することが出来るように工夫した高速増殖炉を使用する方法があります。」と記載していますが、どちらの方法も技術的な課題が多く、高速増殖炉「もんじゅ」は1995年8月に初送電したものの、同年12月にナトリウム漏れ事故を起こしたまま、今年まで10年間全く稼働していません。フランスでさえ、高速増殖炉“フェニックス”計画の継続を断念しているのです。ちなみに明日8日はもんじゅの事故から10年目の記念すべき日です。
そういった科学的事実をいっさい掲載しておらず、まるで故意に省略したと思われるような展示物でした。このような展示物を、そのまま無防備かつ無責任に公の機関である科学館が展示するということは、市民に、一方的、一面的な知識や認識を与えることになり、誤解を招きかねない行為であったと言わざるを得ません。
その他にも、核燃料の再処理と再利用を、空き缶、空き瓶や牛乳パックなどのリサイクルと同レベルであると誤解されかねない記載もありました。総じて原子力発電の利便性と思われる一面のみを強調し、その危険性やリスクについてはほとんど記載していない内容は、実に一方的、一面的であり、市民に誤った理解を与える展示であると感じた市民も多く、私もそう思いますが、市はどう思いますか。
次ぎに、こういった誤解を招く展示に関しては、展示しないことが最良ではありますが、百歩譲って、展示するとしても何か打つ手、たとえばもっと詳しい再処理や放射能汚染などについてのパネルを同時に展示するとか、多様な視点からの情報が書かれているチラシや資料を提供するなどの工夫をすべきではありませんでしたか、見解をお聞かせ下さいください。
今後、このような一方的、一面的な展示を安易に行わないためにはどのようなことに配慮していくおつもりですか、それぞれについてお答えください。
■答弁■
この度の巡回展は、つくば科学万博記念財団および文部科学省提供の展示であるため変更等は難しいと存じますが、原子力に関する様々な見方や考え方が存在している中、一面的な理解や誤解を招くのではないかというご指摘につきましては、そういった受け止め方をされる恐れもあったかと存じます。
したがいまして、展示品に加え、多様な視点に基づく資料を提供すること等につきましても検討の余地があったものと存じます。
今後につきましては、ご指摘の点も考慮し、十分な情報提供が図られるよう展示の内容等を検討してまいりたいと考えているところでございます。
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